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テンナンショウ三昧
2024/7/13: 研究を更新.
コウライテンナンショウ Arisaema peninsulae
学名: Arisaema peninsulae Nakai
撮影日時: 2014年5月 / 2015年5月 / 2017年6月 / 2018年5–7月 / 2019年4–7月
撮影場所: 京都府 / 滋賀県 / 福井県 / 岡山県 / 大分県 / 兵庫県 / 鳥取県
カントウマムシグサと同様に形態的多型を示し,
定義の非常に難しい種である.
しばしば花梗が著しく長くなる.
全草が淡緑色で, 偽茎, 花梗, 葉柄の斑紋は不明瞭.
小葉は通常全縁で, 雲状紋を伴わない.
仏炎苞舷部の内面には隆起した細脈が走る.
近畿地方などでは,
上掲の典型的な個体に混ざって
仏炎苞が褐色~紫褐色の個体が出現する.
さらに, 小葉が鋸歯縁で雲状紋を伴ったり,
偽茎, 花梗, 葉柄に明らかな斑紋を持つ個体も多く,
形態的に定義するのが非常に困難.
中部地方には, 仏炎苞舷部がやや短く,
花序附属体が前屈する集団がある.
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